【ジーンズ＆デニムを知る】デニムとジーンズの違いは？ビンテージジーンズって何？リーバイス、リー、エドウィンを歴史とともに振り返る。

昔ほどジーンズを楽しむ機会が減ってきました。

どうしても気楽なスウェットやジャージに合わせがちです。

30年ほど前はジーンズしかズボンは存在しないのではないのか？と思うほど老若男女みんな来ていましたよね（笑）

あらためてデニム＆ジーンズの基本知識を振り返ります。

デニムとジーンズの違いと意味は？

「デニム」とはインディゴ染めの縦糸と白いままの横糸で、綾織りで織られた生地のこと。素材は一般的には綿である。

「ジーンズ」はパンツの「種類」。主にデニム生地を使いリベットで補強したパンツのこと。リベットとはジーンズについているボタンみたいな鉄金具です。

ジーンズについている金具（リベット）の意味は？

ジーンズは炭鉱夫や農夫など重労働者の作業着として愛用された事が発祥とされており

その過酷な使用状況の中で破れないことが求められていました

その、耐久性をより強固にするためにリーバイ・ストラウスとヤコブデイビスにより考案されたのがリベット。ポケットや股などの破れやすい部分にリベットを打ち込んで補強する事により強度がましています。

ちなみにこの「リーバイ・ストラウス」はリーバイスの創設者、「ヤコブ・デイビス」はベン・デイビスの祖父であり超有名重要人物がジーンズの発明にかかわっているのは面白いですね。

知っておくべき老舗ジーンズブランド

デニムメーカーは星の数ほどあり、それぞれ個性的です。上記の５つのブランドはジーンズの歴史を含めて最低限知っておいて損はないです。

本当にざっくりとした歴史をみると

①LEVI’S がジーンズを開発し

②Leeが映画で着用され一般技としてもデニムの地位を広がり

③BIG JOHNが西日本でデニム販売を開始し日本国内に認知を広め

④EDWINが卓越した宣伝力により老若男女に浸透させた

となります（多少説明不足ありますがこれだけで十分）

日本のジーンズ業界の立ち位置

「ジーンズと言えばアメリカ」というイメージは世間一般でも強いと思います。しかし、世界的に有名なデニムの拠点が日本の岡山県にあるのはご存知でしょうか？100を超えるジーンズ関連企業が集結しており、ここで生まれるジャパンクオリティはジーンズ業界でトップクラスに重要視されています。

ジーンズを購入する際は是非とも「どこの国で製造されたものか」も注目すると面白いですよ。

デニムの聖地「岡山県倉敷市児島地域」

１９６５年、倉敷市児島で日本初の国内縫製ジーンズが誕生したことから「国産ジーンズ発祥の地」と言われています。

岡山市と隣接する倉敷市は昔から繊維産業が盛んな地域。多くのデニム関連メーカーが集結し町ごとがデニムに染まっており、筆者の大学時代の友人が倉敷市出身でしたが、やはり実家はデニム関連会社を経営してました。

「倉敷デニム」「児島デニム」とマニアの方たちは細かく見分けるそうです。

この記事はとても現地のジーンズ事情がよみとれますのでおすすめです。

ビンテージジーンズとは何か？

ビンテージジーンズとはイメージ通りのある程度の昔に製造された希少ジーンズです。

では、ジーンズは古いと何が良いのでしょうか？

それは「良質な生地」「良質な技術」「個体差による所有欲」です。

古いジーンズはインディゴ染めが濃く、生地も手間の掛かった作り方がされており、当時のデニム生地の色落ちは現行品とはひと味ちがうそうです。

また、耐久性を追い求めた現場主義の縫製技術は、現行の大量生産縫製品とそもそもコンセプトが違うからこそ数十年を経過できるビンテージ品になりえました。

そして、いちばん重要なのはジーンズの歴史とともに変わるディテールの個体差。

単純に古ければよいというだけではなく、流れ行く時代のなかで変わりゆく部材や生地や縫い方に想いをはせます。

最近は老舗メーカーにこだわらない方も増えており、ファッションブランドのジーンズや若者たちには韓国のジーンズブランドも人気です。

自身が履くジーンズもですが、街行く人達がどんなジーンズを履いているのか見てみるのも楽しいですよ。

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