マクドナルドの定番はハンバーガー。
ハンバーガーの定番はマクドナルド。
でも、よく知っているようで全く知らないのがマクドナルドですね。今回はモスでもロッテリアでもバーガーキングでもなくマクドナルドのビッグマックについて調べてみました。
記事の目次
マクドナルドとは何者なのか。
マクドナルドは第二次世界大戦後すぐの1948年(昭和23年)、アメリカ・カリフォルニア州でマクドナルド兄弟が始めた店がマクドナルドのスタートとなります。当時はハンバーガーやシェイクなど、車を運転しながらでも食べられるものを提供していました。
そんな中で他のハンバーガーチェーンとの差別化をいち早く測ったマクドナルド。最初に手掛けた差別化は「味」や「価格」ではなく「作業の効率化」。調理を分業化することでスピーディーなサービスのシステムを確立し現在のファーストフードの原型を作り上げる事により差別化に成功したのです。
ちなみにこの頃はまだ「マクドナルド」という店名ではなく、1955年(昭和30年)、イリノイ州郊外のデスプレーンズに正式に「マクドナルド」1号店が誕生しました。ちなみに1号店は、現在では記念館として限定日に一般公開されているそうです。
それから16年後。
順調にフランチャイズを拡大し続けたマクドナルドは1971年に銀座の三越に第一号店がオープンしました。さらに4年後の1975年には全店売上高が100億円を超え、翌年には100店舗を突破するまでに急成長。
短期間で日本人の食生活にハンバーガーを定着させ。日本の外食産業に大きな革命を起こしました。
マクドナルドが世界中にファーストフードという効率化システムと食文化を定着させたんですね。
そして創業から45年以上経ちましたが、『マクドナルド』は、今なおハンバーガー業界でNo.1の地位に君臨しています。
ビッグマックの美味しさの秘密
そんなマクドナルドの定番はレギュラーハンバーガーです。
これはあながち間違ってないと思いますが、「定番」ではなく「完成形」はビッグマックではないでしょうか?
ビッグマックは1968年に10店舗以上のマクドナルド店舗をフランチャイズオーナーとして経営していたジム・デリガッティにより発明されました。
そんなビッグマックのコンセプトは「大人が満足するおいしさ」。バンズの真ん中に薄切りのバンズをもう一枚サンドし、100%のビーフパティを2枚、さらにレタス、ピクルス、オニオン、チーズを入れ、マヨネーズをベースにした特別な“ビッグマックソース”を合わせたビッグマックは大人の満足感に応えました。
でもビッグマックは単純にレギュラーハンバーガーが大きくなっただけではありません。
ビッグマックがビッグマックである所以はソースにあります。ビッグマックに使用されているソースは「特製マスタード、みじん切りのピクルス、複数のスパイス」を使用しマクドナルド独自の秘伝の味なんです。
そんなビッグマックの秘伝のソースは過去に2回ほど楽天で数量限定販売されたことがあるそうです。
ビッグマックから見る物価指標と都市伝説
ビッグマックがハンバーガーの王様となり50年あまり経ちます。つまり半世紀以上も世のハンバーガーフリークたちを惑わしてきたのでしょう。そういう筆者も20年前に初めてビッグマックを食べてからずっと虜です。
①価格の変化を見てみる。
ビッグマックは世界中で販売されています。
公式には「サイズ」「味」「内容」も世界中同じです。が、価格に関しては世界同一というわけではなく意外と値段に差が大きくあるのです。
参考までにビッグマック一個単価を調べてみると
順位 | 国名 | 価格(2022年9月) |
1位 | スイス | 925円 |
2位 | ノルウェー | 864円 |
3位 | ウルグアイ | 839円 |
6位 | アメリカ | 710円 |
41位 | 日本 | 390円 |
ちなみにビッグマックの価格から各国の物価状況を表す指標として「ビッグマック指数」というものがあります。
この指数から見ると日本の物価の低さが驚くほど顕著に見えて参考になりますね。これはビッグマックの価格だけではなく各商品も物価にも比例するそうですよ。
ちなみに現在の日本のビッグマックの価格は同じアジアのタイや韓国や中国よりも安い。
でも昔から安いのかというとそうではなく、日本好景気の1985年の価格を見てみるとビックマックセットの価格は800円です。なんと今現在の690円より110円も高かったんです。
海外から帰国した人たちが日本の物価の安さに驚くという話はよく聞きますね。伴って賃金もですが。
②サイズが小さくなった?味が変わった?巷に広がるビッグマックの都市伝説
ネットで調べてみると「ビッグマックのサイズが小さくなった??」や「数年ぶりに食べたら味が違った」というコメントをよく目にします。実際に筆者もサイズは小さくなったと思ってましたので実際に調べてみました。
「ビッグマック」の現在の大きさは直径約9.5cm。高さは7センチ程。
子供の頃に食べたビッグマックのイメージ的には1.5倍くらいは大きかったのではと思ってましたが、1970年の発売当時は確かに1.5倍くらいのサイズだったそうですが数年で今のサイズに定着したそうです。
つまり完全な勘違い。
唯一変わったのは紙包装から箱放送に変わったことぐらいらしいのですが、視覚トリック的な問題で箱包装になって小さく見えているのでは?というのが大方の答えだそうです。
また味に関しては調べた限りだと「全くもってビッグマックソースは変化なし」だそうです。
1970年代後半にはビッグマックは全てにおいて完成されていたんですね。
年齢と共に「いつでも食べたい」とは流石になりませんが「無性に食べたい」と思うことはまだあります。
そして思った時に気軽に食べることができるマクドナルドの安定感に本日も感謝しています。