【浴槽が無い賃貸物件に住む】一人暮らし。シャワールーム物件に3年住んだ感想とメリット&デメリット。身体よりも心にしんどい理由。

3年前にシャワールーム物件に引っ越してきました。

「歩いて五分に老舗銭湯があるのでこれで十分。」

と。

深く考えずに住み始めた男の「シャワールーム物件の実情」をご報告致します。

シャワールーム物件とは

通常の浴室が「湯船が標準装備されている」に対し、「シャワーのみが設置されており、浴槽が無い状態」です。

広さは半畳ほどのスペースしか無く狭く、そして排水溝と換気設備は標準装備されている。

近年は「足湯対応シャワールーム」というタイプで登場しており、

浴室床が15センチほどお湯が貯めることができるので足湯が楽しめます。

そもそも、スペースが限られているワンルーム用で、

スペースが削減できるシャワールームが好まれる傾向にあり

伴って、都内では「シャワールーム」&「ロフト」がワンセットの単身者向け物件が多くなっている。

シャワールーム物件のメリット

シャワールーム物件のメリットを考えるときに注意したいのが

「浴室暖房&乾燥付き浴槽風呂」の方が絶対に良いです。

「浴室暖房&乾燥付き浴槽風呂」を選べないので仕方無しにシャワールームを選んでいるのです。

では、それを踏まえてのメリットを考えると

  • シャワールーム物件だと家賃が3000〜5000円安い。
  • 浴室が狭いので気温が温まりやすい。
  • 浴室掃除がかなり楽になる。
  • 光熱費が必然的に安くなる。
  • 見た目が未来的でおしゃれに感じる。

そしてこの中でも

「浴室が温まりやすい」と「掃除が楽になる」は一人暮らしにとってとても重要。

湯船に入るのであれば寒さも気にならないと思うのですが、

シャワーだけで済ましたいときに浴室内の寒さは天敵です。

それに対してシャワールームは

冬の寒い日でも一分位シャワーを出しっぱなしにしておけば、

狭い浴室内は十分気温上がります。

これは本当に「狭いの最高!」と感じる瞬間です。

また、掃除に関しても一分位で終わります。

浴室内が狭いので「擦らずバスクリーナー」みたいなのを全体に軽く吹きかけておくだけで終わりです。

広いとこんなに贅沢に使えません。

これだけで3年間、ずっときれいを保ててます。

シャワールーム物件のデメリット

シャワールーム物件は「何かを我慢すること」で賃料光熱費削減と利便性を得ることができます。

言い換えると常に何かを我慢しており特に「お風呂で得られるはずのくつろぎ」はありません。

では、お風呂で最優先されるべきの「くつろぎ」を排除した勇敢な戦士たちが体験する具体的なデメリットもご紹介します。

  • 身体は表面しか温まらない。
  • 疲れているときは温まる為にシャワー時間が長くなる。
  • 簡易椅子すらないシャワールームもあるので常に立ったまま。
  • シャワールームに慣れるほど入浴するのが精神的に辛くなる。
  • 人に「浴槽ないの?かわいそうに。。」とよく言われる。

浴室は温まるのに身体は本当に温まりません。

まれに銭湯に行って身体を芯から温めると、身体がとても楽になるので日々身体が温まってないことに気づきます。

それを踏まえて一番つらいのが一年目位で体験する精神的苦痛。。。

シャワーすることに「くつろぎ」が無さすぎてシャワールームに入ること自体が精神的苦痛になってきます。

これはロフトも同じ事が言えるのですが

最初の一年間くらいはシャワールームもロフトも基地みたいな「ドキドキ感」と「特別感」で楽しめます。

しかし、その「ドキドキ感」と「特別感」に慣れてしまうと残るのは「ただ狭い空間」だけ。

そこにはくつろぎはありません。そこからは修行と同じ。

入浴とは身体の清潔の為だけではなく、心の整えの為に入るのだと気付かされます。

シャワールーム物件がおすすめな人

それでも一度は住んでいただきたいシャワールーム物件。

シャワールーム物件にぴったりな人を考えてみましたので

該当する人は是非ともこの修業生活に挑戦してもらえたらと思います。

  • 常に効率性を優先できる人
  • 週一くらいしか湯船に浸からない人
  • 集団入浴(銭湯)に抵抗がない人
  • 長期賃貸を考えていない人
  • 誰も家に来ない人

一番重要なのは「集団入浴に抵抗がない人」であるかです。

個人的な見解だとシャワー生活だけで過ごすのは難易度高いので

週に一回くらいは銭湯に行くべき。

つまり、集団入浴が衛生的または生理的に無理という方はシャワー物件はやめたほうが良いです。

後々、湯船に浸かる自由が無いことが精神的に辛くなってきますよ。

そして、次に重要なのが「湯船を週一で我慢できる人」。

というのも東京都の銭湯入湯料金は500円なので

週に一回銭湯に行くとすると「500円×4回=2,000円」となります。

この2,000円が一つの金銭ライン。

つまり、銭湯に五回以上行くのなら、3,000円ほど家賃予算を上げて浴槽付き物件を選ぶ方が正解となります。

シャワールームは魅力も多いですが、日々精神的に我慢との戦いです。

2年位で退去予定の人は楽しめると思いますが、長期の住処を考えられてる方は考え直した方が良いです。

筆者がそれでも3年間この部屋に住んでいる理由は修行だと思えてるから。

早く悟りを開きたいと願うばかりです。

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