【バーガーキング新規出店から見る 江戸川区の新しい主役】誰もが身震いする「葛西」「小岩」「瑞江」の三国時代突入へ

東京の最果て極東の街『江戸川区』。

皆様はこの街に足を踏み入れた事がありますでしょうか?

ほとんどの人が「行った事が無い」と答えると思います。

なんせ2015年の「東京23区。こんなとこあったっけ?ランキング」で堂々の3位を獲得した街。その理由も「一番印象が薄い。何があるかわからない」「主要駅が思い浮かばない」「そもそもどこにあるのか知らない」という行く行かない以前に存在を否定するかの様な扱いです。

それでも「江戸川区二枚看板」と称される「葛西と小岩」が確かな存在感を発信しているのですが、文化の到着が遅いのは事実。何故かあのスタバですら初めてできたのは5年前位。まさに東京文化から鎖国しているかの様な陸の孤島。

そんな「東京と認知されていない陸の孤島」が激アツ予備軍だと競合よりも早く気づき、一気に攻めてきたファーストフードチェーン店がある

その名も

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バーガーキングだ。

バーガーキングとは何者なのか?

1954年にフロリダ州マイアミでオープン。

ハンバーガーレストラン業態で100か国17,000店舗以上を展開している。

特徴としてはインスタブロイラー(Insta-Broiler)と呼ばれるオーブンを使って調理しており、これは他のチェーン店がメインで使用している鉄板焼きではなく直火で肉を焼いていますゆっくり動くコンベアの下で直火でグリルすることによりバーベキューに近い様な良い風味を出す事ができているのです

日本での展開は1993年からではあるがフランチャイズ拡大が順調には行かず、複数回にわたり転々としていたが、2017年、投資会社のアフィニティ エクイティ パートナーズがアメリカ・バーガーキング社とフランチャイズ契約を締結し本格的に拡大を進めてきている。

2022年現在、日本全国でおおよそ150店舗までに増えており店舗数の急成長率ではファストフード業界ではの最も勢いのあるハンバーガーチェーン。

そんなバーガーキングの新店舗が2022年9月に江戸川区瑞江に何故かオープンしたのです。

時代は小岩でも葛西でもなく。瑞江の理由。

上記でも述べましたが、江戸川区には全国的にも有名な街が既に二つあります。

「葛西」

言わずとも日本を代表するカレー愛に溢れた街。葛西〜西葛西を歩けばひたすら目に付くインド料理屋さん。ちなみにどのインド料理屋さんに入っても確実に美味し行くハズレがないことでも有名。これは他の飲食業種の様に競合するのではなく、仕入れの段階から独自のコミュニティで協力し合っているため確実に美味しいカレーを提供できているそうです。また葛西臨海公園も有名。

「小岩」

ディープで危険な街のイメージで有名な街。実際は危険な雰囲気はほとんどなく飲み屋と焼肉屋に囲まれた飲み屋の街。数年前から始まった大規模な駅開発事業により日に日にディープな面影は無くなってきているが地元愛に溢れた人たちが街を盛り上げている。駅から北に行くと「ユッキーナのタピオカ事件の店」東に行くと「麒麟の田村兄のたこ焼きやさん」西に行くと「中村一義御用達の中華料理屋」など話題にも事欠かない。ちなみにこの三点は話題を抜きにしてもとても素晴らしいお店。旨い。

しかし、

その二枚看板の「葛西」「小岩」を抑えて一気に注目を集めようとしている街がある。

「瑞江」

都営新宿線の終点から二つ手前の街。10年前までは放置自転車しかなく迷路の様な路地で来訪者たちを受け付けない街でしたが区画整理も終わり見違える様に住み良い街になりました。駅南口は「近所在住の後藤真希さん御用達のドンキホーテ瑞江店」。駅西側は区画整理も終わり東京とは思えない贅沢な道幅を有する住宅街。そして小綺麗に整備されて生まれ変わった自動車学校。また、人生の終焉を確かなものにしてくれる火葬場まで揃っている。駅北側を望めば江戸川区有数の桜通り「瑞江西通り」。東へ歩けばドラマロケ地としても有名な東京最東商店街「新町商店街」がある。

おしゃれさや華やかさとは無縁だが、何よりも必要最低限でコンパクトで住みやすい。筆者も仕事場が瑞江エリアなのでよく来ますが治安も良く心地よく過ごしている。

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つまり逆を言うと

「良い街なのにランドマークが無い」だ。

通常ならデメリットとして見過ごしてしまう街だが

流石の超優秀マーケター達。今最も熱い街として自ら「瑞江のランドマーク」になるべく出店を競っているのである

瑞江のランドマークとなり得るのか。

そんな大注目の街瑞江を成長力ナンバーワンのバーガーキングが放っておく理由はない。

そう思って見てみると。

ランドマーク感抜群〜

ただの出店ではなくちゃんとランドマークタワーぽっくビル一棟を準備してくれた心意気。

問題は内装やスタッフの雰囲気が江戸川区に馴染めるのかが問題。

恐る恐る店内に入ってみると

おしゃれ〜

瑞江では「おしゃれな店舗は即撤退する」と言うジンクスは確かにあるが、恐れもせずにおしゃれを全面に押し出してきているのはすごい。

そして

2001年宇宙の旅のモノリスの様な自動受付がお出迎えしてくれます。

便利〜

最近は主流となった「松や式注文方法」で注文。

店員さんとのコミュニケーションを取るのが億劫な筆者も安心して注文できました。

調理を待っている間、座席数少ないな。。と思ってましたが奥の方に階段を発見。

二階に上がってみると。

広ーい

見晴らしがとてもよく落ち着いた店内でした。

スタッフの方も「店内写真いいですか?」「勝手に二階見てもいいですか?」との問いにもとても好印象で対応いただきかなりスキルの高いスタッフ教育が行われている模様。

総括として見てみると

瑞江のランドマークになりえる素質は格段にあり、来年くらいには「バーガーキングの前で待ち合わせね☆」が合言葉になっているかもしれません。

ちなみに、筆者はフィッシュバーガーとホットドックを頂きましたがマックやモスとは違った「焼いてある味」が楽しめてとても好きな味でした。

江戸川区は東京ほど華やかでなく 千葉ほど歴史もない と言う中途半端な土地柄かもしれませんが何かに左右されずに自分のペースで生活したい人にはとてもお勧めの街なんだぞ。とブログを書きながら新ためて思いました。

※今回の各街の批評と紹介は江戸川区15年在中の筆者の率直な感想から愛を込めて記載しております。

おわり

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