スーパーやコンビニで安くて量があって美味しいスイーツといえばわらび餅だと思います。
おそらくほとんどの人が子供の頃に食べた事あるのではないでしょうか?
物価高騰が続く中でいまだに100円越程度の価格を維持できているのはすごいですよね。
記事の目次
わらび餅とは何者か。
わらびもち(わらび餅、蕨餅)は、わらび粉を原料とする柔らかく口どけの良い和菓子。 きな粉や抹茶の粉、黒蜜をかけて食べるのが一般的となっている。
醍醐天皇が好物としており太夫の位を授けたという言い伝えがあり、そこからわらび餅の異名を岡大夫とも言う。そのいわれが寛永19年(1642年)に書写された大蔵虎明能狂言集(大蔵虎明本)の「岡太夫」に古い言い伝えとして書かれている。 また同時に凶作に見舞われた農家の非常食でもあったという言い伝えもある。
引用元 ウィキペディア
「わらび餅」と「葛餅」の違い
関西では昔から馴染み深い食べ物でしたが、関東では葛餅の方が一般的でした。かといって関東でわらび餅がないわけではなく小麦でんぷんを使用した蕨餅がしっかりとあります。
地元 | 素材 | 見た目 | |
わらび餅 | 関西 | わらび粉 | 黒っぽい |
わらび餅 | 関東 | 小麦でんぷん | 白透明 |
くず餅 | 関東 | くず粉 | 半透明 |
わらび餅の進化形を作った「甘味処 鎌倉」
わらび餅はそれぞれの地域や店舗で独自のスタイルを持っていましたが、どうしても若者の目線には同じに見えていたと思います。そのイメージを伝統のスタイルを持ったまま大きく変えた食べ物を「甘味処 鎌倉」が発売しSNSでも評判をあげてます。そんな「甘味処 鎌倉」がわが町葛飾区柴又にもできましたので行ってきました。
過去の柴又紹介もご覧ください
【葛飾柴又 寅さん記念館】寅さんに頼りすぎな柴又エリア。このままだと良くないと思う。甘味処鎌倉は「鎌倉わらびもち」を看板メニューとした和のスイーツ店。会社のこだわりは「20年30年後も変わらずに美味しく食べてもらえる商品」とのことで、鎌倉時代から続くわらび餅とこれからの未来を見据えた新商品を提供しています。
その中でも一番人気なのがコレ
飲むわらび餅 「わらび餅ドリンク」
左から
珈琲ミルク
浅川園のお抹茶
贅沢ヤスダ苺ヨーグルト
贅沢イチゴミルク
の4種類あります。
ちなみにヤスダ苺ヨーグルトと苺ミルクは見た目同じっぽくディスプレイには一種類しかなかったですが2種類あるのでご注意です。
わらび餅ドリンクの魅力
餅とドリンクを組み合わせた商品は過去にもありましたよね?餅ではありませんが近年話題になったタピオカドリンクはそれに近いものであったと思いますし、西洋スイーツ系ならばドロリッチのようなゼリーとドリンクの組み合わせも似たものだと思います。
わらび餅鎌倉のわらび餅ドリンクは「素材にこだわったわらび餅」に「素材にこだわったドリンク」を「最高のバランスで混ぜ合わさった新しい飲み物」であることが魅力。わらび餅をドリンクに入れただけではない事を筆者も強調したいと思います。
今回購入したもの
今回、いただいたのは
鎌倉オリジナルブレンド珈琲ミルク
鎌倉わらび餅
の2種類です。
鎌倉わらび餅(二個入り)300円(税込み)
味の感想の前に、本場のわらび餅よりもスーパーのわらび餅の方が馴染み深い人間として「高いな」と一番最初に思ってしまいました。しかしバニラアイストッピングだと370円。こうみると「和スイーツパフェ370円」ならば安いと思います。もし、高いなと思う方はバニラアイストッピングもおすすめ。購入時には黒蜜をかけるかを聞いてくれます。
で、本題ですが、わらび餅本体はうっすらと「わらび」らしい香りと、トロトロに近く でもしっかりと食べ応えのある食感を確認できます。調べてみると「希少な国産本蕨粉に鎌倉秘伝の配合を加えており。わらび粉のみでは出せないモッチリとした食感、とろけるような口溶けとつるんとしたのど越しを実現しています。」との事。わらび餅らしからぬ食感はこだわりの素材が生きてる模様。お味しっかりと美味しいだけに最初は黒蜜を避けてわらび餅と少量のきな粉で頂き、二口目でしっかり黒蜜ときな粉を絡めて食べるのが筆者のおすすめです。
鎌倉オリジナルブレンド珈琲ミルク 630円(税込)
今回注目のわらび餅ドリンク。
最初の一口目は黒蜜の味。ストローの場所を変えて二口目はカフェオレの味。
「あーこれは混ぜて飲むやつだな」と思い、軽く混ぜていただくとわらび餅と珈琲がようやく同時に楽しめて「あーなるほどね。美味しいけどもよくあるやつね」と率直に思いました。しかし、そこにわらび餅らしきのが多量溜まっているので思いつきで、かなりしっかりと混ぜ合わせて頂いたのですが大正解で味がさらに変わりました。
喉越しはドロリッチに近いのですが、確実に先ほどいただいたモチモチもわらび餅が見事にブレンドされており「コーヒー」でも「わらび餅」でもない「ドリンク自体がわらび餅になった不思議な飲みのも」に変わります。 この状態になった時に初めて「この飲みのも良く作ったな」と感心しました。
「本当に美味しいわらび餅」と「トロトロにすることにこだわった秘伝のレシピ」はドリンクに合わせるためにあったのではないかと思います。飲まれる方は是非ともめっちゃ混ぜて飲んでみて下さい。