- バッケンモーツアルト マイヤーバウムクーヒェン
- 価格250円(税込)
- 含まれるアレルゲン 小麦 卵 乳成分 大豆 アーモンド
- 卵、砂糖、植物油、生クリーム、バター、小麦粉、コーンスターチ、米粉、アーモンド、杏ジャム、はちみつ、日本酒、水あめ、トレハロース、乳化剤、ベーキングパウダー、ソルビトール、ゲル化剤、酸味料、香料
- エネルギー102kcal
- タンパク質1.5g
- 脂質6.6g
- 炭水化物9.0g
- 食塩相当量0,07g
甘味 | (4 / 5) | 意外としっかり甘い。じゅわっとした甘さ。 |
硬さ | (3 / 5) | 固めではなくポロポロ。とてもほどよい。 |
風味 | (2 / 5) | ほとんどしない。多少砂糖の香り。 |
驚き | (5 / 5) | サイズの小ささと価格に驚く。その価値はあることにも驚く。 |
おすすめ度 | (5 / 5) | 心の中のバウムクーヘンのイメージはこれ。 |
記事の目次
広島とバウムクーヘンの歴史
大正6年。広島。
多くのドイツ人が第一次世界大戦後の捕虜として連れてこられていました。
その中に中国で洋菓子店を経営していた「カール・ユーハイム」がいました。
そんな彼が捕虜時代に広島県物産陳列館でバウムクーヘンを焼いたのがはじまりと言われています。
彼は戦後も日本に留まり、菓子職人の資格を活かして「明治屋」や東京銀座の「カフェ・ユーロップ」に勤め、
1921年に横浜で「ユーハイム」を創業します。
この「ユーハイム」という会社こそが、今現在もバウムクーヘンを日本中に届けている「株式会社ユーハイム」です。
広島では超有名バッケンモーツアルト
バッケンモーツアルトは1974年10月10日に創業したドイツ菓子店です。
広島市袋町(現在の広島市中区袋町)に開店し、当時は喫茶店「バッケンモーツァルト」でした。
開店当初は手製チーズケーキとコーヒーが人気で賑わいましたが、現在はからす麦クッキーやバウムクーヘンがメイン商品に移り変わっています。
また、バッケンモーツアルトの特徴として
「原料、素材の本質を重視し、食品のあるべき姿を考えてみる」
という食材に対する強いこだわりがあります。
当然のことながらこだわりの代償として消費期限等は長くは無いですが、
その分、安心して食を楽しめる商品ばかりです。
マイヤーバウムクーヒェンの由来
マイヤーバウムクーヒェンという商品名ですが、これは「マイヤーさんから教わったバウムクーヘンですよ」という意味になります。
そのマイヤーさんとは、東西ドイツが分かれていた頃の西ドイツ、ニーダーザクセン州のクラウスタールツェラフェルト市の市長です。
しかしマイヤーさんはただの市長ではなく菓子職人でもありました。
そんなマイヤーさんの菓子店「マイヤー洋菓子店」で教わったのがバッケンモーツアルトの「マイヤーバウムクーヒェン」です。
昔ながらのバターをたっぷりと入れ焼き込んだ、固めのバウムクーヘン。
昔の特徴を持ちながらも、現代風のソフトさも加えてしっかりと焼き込んであります。
イメージ的には以前ご案内したTOKI-TOKYOさんの「ドイツの伝統的なバウムクーヘン」と治一郎さんの「日本生まれのバウムクーヘン」のちょうど中間のバウムです。
※先程からバウムクーヘンと言ったり、バウムクーヒェンといったりしてますが、バッケンモーツアルトのバウムだけはバウムクーヒェンと呼ぶそうです。
【TOKI-TOKYO 本場ドイツのバウムクーヘン】無印バウムばかりたべてるので本物を知っておくことにする。 【治一郎 バウムクーヘンカット】⭐⭐⭐⭐★(4.0)柔らかいとかよりも甘さが美味しい衝撃。治一郎の由来も探る。マイヤーバウムクーヒェンのお味は
まず、見た目だけで言うとかなり小ぶりなバウム。
そして高い。。。。
この時点で中々手が出しにくいですよね(笑)
ネガティブなイメージからの一口目ですが「かなり理想的においしい」です。
バウム本体のビスケットのような味と砂糖コーティングの旨味が素晴らしくマッチしています。
甘さだけで勝負しているバウムが多い中、バウム本体の味がしっかりと楽しめるのは異質。
素材にこだわっているからか
砂糖の甘さは治一郎のときと同様の「甘みの旨味」を感じます。
お値段が高いバウムはちゃんとその理由が素材にあるという事がわかりますね。本当に美味しいバウムでした。
先日、83歳になる母親が
「美味しいかどうかわからんけど、子供には健康なものを食べさせたかったんよ」
と言ってました。
食材にこだわるのは愛なのだなと思いました。